スペイン

ランサローテ島

20126月4日~6日 

60㎞ 横20㎞(佐渡島よりやや小さい)

島の開発に島生まれのセサール・マリンケ(19291993芸術家)が大きく貢献した。
島の自然を守るため多くの規制を住民と共に議会を動かし立法化された。

建造物は4階まで
,色は白又はベージュ,窓の枠は青か緑で統一され道路など看板は一切禁止されている。

どの街を訪れても見事にその鮮やかさが目に飛び込んでくる。

島は観光立国として多くの観光客が押し寄せ、長期滞在から移住する人も増加している。
テネリフェ島から二泊三日の旅はたった45分のフライトでランサローテの空港に到着する。

予約のリムジン(
BMW)の運転手ミゲル(35)ボリビア人が空港で出迎えてくれた。

さぁこれから島をどう攻略するか予定を立てる。

今夜の宿は北の端からボートで
20分のグラシオーサ島(500人)La Graciosa

島には何もないと聞いているが行ってみることにした。

カナリア諸島の一番東に位置する島はアフリカ大陸までわずか115km
東京―熱海間とほぼ同距離にある。

10月から2月まではヨーロッパ各地から避寒地として大挙としてやって来る。
6月は丁度オフシーズン。

英国・フィンランド・ドイツと多く日本人には遙か遠い大西洋の島を連想していた。

しかし来てみるとヨーロッパ各地より数時間
,
アフリカ大陸へはマドリッド経由で
45時間で行ける至近距離には驚いた。

スライドショー

スライドショー

スライドショー

サボテン公園

ケーブ・デ・ヴァルディス
(火山トンネル€8)

ハメオス・デル・アグア
(溶岩洞窟€8)

ランサローテ島の街並み

グラシオーサ島(人口500人)

サボテン公園も溶岩洞窟も驚きのカウンターパンチの連続であり,
そのスケールの大きさと自然を残した建造物には感激した。

翌日の溶岩洞窟の中には運転手のミゲルを伴い懐中電灯3個を借り受け
出口から逆走して三脚を立てての必死の撮影に成功した。

訳を話してもう一度写真を撮らせて欲しいと懇願するとミゲルもその心意気に通じ
無料の再入場となった。ムーチョス・グラシャス。

これ程までの充実した観光は他では類のないほど時間をかけて
何度も何度も確認の眼を見開いていた。

島の首都アレッシュは素通りしてハルディン・デ・カクトゥス(サボテン公園€3)・
ハメオス・デル・アグア(溶岩洞窟€8)・

ケーブ・デ・ヴァルディス(火山トンネル€8)

中でも40分をかけて暗闇の溶岩トンネルをガイドが案内するツアーは
圧巻の溶岩絵巻に度肝を抜かれた。

数十メートルはあるかと思われる空洞に溶岩が見事に映し出されている。
暫らくは全員がガイドの説明に聞き入っていた。

その時ガイドが石を放り投げると「ドボォーン」と水音にウワァーッと驚きと歓声が上がる。誰もが谷底の溶岩を見つめていたからであ。

僅か
20㎝の水面は一点の曇りもなくその溶岩絵画は一瞬にして水紋の中へと消えて行った

トンネル内はガイドの懐中電灯なしでは動きが取れない。

もちろん満足のいくシャッターは切れていない。
既に明日の再チャレンジを秘かに決めていた。

ラクダに乗って観光するヨーロッパ人

町並みはグリーンと白で統一されている