エスキモーの老婦人

町の中で鳥を撃つ子供たち

サンドバギーは島の唯一の乗り物

島民と談笑する筆者

エスキモー犬

島の子供と小鉄

筆  者

アザラシの毛皮の室内履き

アザラシの肉は自然乾燥

カリブーの毛皮

島には一人の警察官・昔のポリスボックス

廃  屋

サンドバギーに乗る筆者

砂の道路

ファミリーはとても仲が良い
朝食も夕食も実家に集まって来る 

子供も素直に育ち
日本のひと昔前のような家族愛がある

この島がドライの島とは知りまへんでした 
何処へ行ってもビールどころか
アルコール類の販売は禁止 

島へ持ち込む事すら出来ないのに
何も知らずに持参してしまった

ポータブルトイレは清潔に保たれているが
水も紙もムダには使用できない

深夜に及ぶまでリチャードが

水を運び大きなタンクに貯蔵している

その様子を見ていると
トイレの使用回数も減らし

,
常に我慢しているので体調までおかしくなる

衣服はアザラシの毛皮の手作り
 
長靴も少々重たいが保温力は抜群である

靴の中にもアザラシの毛皮が使われている

食事の器はプラスティック
陶器の皿もあるがめったに使わない 

水の方が貴重品である為
,

使い捨て容器を使用する 

生活用水の雨水は
シャワーや洗濯用水に使用され
,

ポータブルトイレは
バッテリーで排水されている 

温水が出るだけでも有難いが
貴重な水で毎日シャワーを使うのは気が引ける

マイナス50度の世界を
生き抜くエスキモーのバイタリティーと
生命力には驚く事ばかり

水一本が(600cc)が350円もするから驚きまっせ
島民の飲料水は夏場には雨水を利用する 

ミネラルウォーターなんかはめったに口にしない
 何しろ水は貴重品 
大型商品は年一回の輸送船で運ばれてくる

冬には北極圏の海は氷結する 
温暖化で海氷の解けるのも
数ヶ月早くなったとか……

冬場の飲料水は2030km離れた
本土の湖から氷塊を切り出し
飲料水として貯蔵する

細長い島の夏は
サンドバギー(日本車)が活躍する

冬はスノーボートに変わり
冷凍庫の温度で生活をしている

島でたったの二軒のスーパーには
数少ない野菜類が並べられている

対岸の本土からセスナで運ばれてくるので
物価の高いのは当然だ

地球温暖化で島は沈み行く運命にある

砂の道は兎に角歩きにくい
 唯一の交通手段はサンドバギー。

島民は皆,愛想が良く笑顔で手を振って走り去る

実際バギーに乗ってみると

手を上げるどころか振り落とされないように
必死でしがみ付いている 

その上クッションも悪い

20年前に酒の上でのトラブルがあり
それ以来法律で禁止されている

そんな事も知らずお土産に

ワインを持参したが
,笑って受け取ってくれた

もちろん自分で飲む事はせず教会へ寄贈された。

気の置けない家族同然の暮らしは
ここが北極圏であることすらも
忘れたしまいそう……

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ロシアとアメリカの国境近くにある砂の島

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