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アンツ環礁

帰りの駄賃に他の島でもシュノーケルを楽しむが、

アンツ環礁の迫力には勝てぬ。

愛用の釣竿をだし名前も解らぬ魚と遊ぶ。


突然、海が真っ黒になる。はじめて見る「鳥山だ」!

小魚の群れを追って数百羽の鳥の大群。

小魚を追って「かつお」が続く。

環礁を半周して内海に回る。

海中はサンゴと海中生物の宝庫。

浅く深く、棚には美しいサンゴにたわむれる熱帯魚。

カラフルボデェイスーツに身を包んだ魚たちの
撮影会は、二時間も続いた。

満足度100%の水中撮影もやっと慣れだし、

面白くて仕方がない。

ひと息つくと腹の虫が昼時を知らせる。

白いビーチに腰を下ろし

アクアブルーの海を眺めながらのベントー

舌鼓の音が聞こえるほどウマイ

鳥山に突っ込むボート

無人島でベントー

鳥 山

筆者

小鉄

 

南西に位置する環礁までボートで一時間。

目的地に向かって滑るように走る。

外海で水中撮影。

岸に近づくにつれ波が大きくなり撮影どころじゃない。

慌てて船に戻る。ガイドが“危ないモドレ”と叫んでいたらしいが、

そんなもん聞こえまっかいな。ハイ。


トローリングの船が先を競って鳥たちと競争。

カツオ人間の生存競争の厳しさ、


太平洋の真只中での光景に度肝を抜かれた。

全てに満足した一日も終わり、

明日は観光のハイライトの遺跡へ。

    

アンツ環礁