離島60めぐり---第56訪島(2)

 大島(おおしま) 

宮城県

人情に浜辺の鳴き砂も美しい島


JR石巻でレンタカーを利用した。
石巻線、仙石線共に乗り継ぎ時間が悪いためである。

気仙沼までゆっくり走って2時間。気仙沼港からフェリーで浦の浜へ25分。
シーズン前の港というのはひっそりとしている。

4月の第三日曜日の「つばきマラソン」のあたりから、島のシーズンはスタートする。


 今にも泣き出しそうな天候なので、急いで島の探索に。


 三陸海岸を眼下に眺望できる『亀山』(235メートル)は片道12分のリフト(往復700円)で空中散歩も楽しめる。
桜のつぼみが、今や遅し…と開花を待ち侘びている。


 『十八鳴浜(くぐなりはま)』へは近くの駐車場から歩いて20分。
歩くと砂が「キュッ、キュッ」と音を立てる海岸は今では他に二カ所しかなくなって“自然破壊”の現実が伝わってくるのは悲しい。

日本の島再発見_宮城県_大島_十八鳴浜(くぐなりはま)
十八鳴浜(くぐなりはま)

 曇りの日は砂が“鳴かない”が海岸の景色だけでも散策の価値ありだ。