離島60めぐり---第32訪島(3)

 鷹島(たかしま) 

長崎県  700年以上も前、この島にはフビライによる蒙古軍が2度(1274、81年)にわたって襲ってきた。
世にいう「元冦の役」である。

日本の島再発見_長崎県_鷹島_「元寇の役」の碑
「元寇の役」の碑

その1度目の時に生き残った島民はわずか2名。
それから7年後に2度目の来襲。
この時は4400隻の船で14万の大軍の襲来。


だが、たまたま日本にやってきた大暴風雨(台風)によって大部分の船が沈没。
蒙古軍は壊滅状態になり、ほうほうの体で逃げて行った。


“神風”が吹いたといわれている。


『歴史民族資料館』には、そのときの遺物が海底から発掘されて展示されていた。
中には一つ数百万円もする食器も保存されている。
資料館の係・山下さんが実に丁寧、親切に説明してくれた。


偶然、この日は東京から劇団が公演にやってきていて『武士(もののふ)の旗』(作・演出=岡部耕大)を上演。
良い機会なので私も観劇した。

あいさつにたった町長さんは「東京では5千円するが、島では無料」文化的な意味を強調して胸をはっていた。

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