離島60めぐり---第40訪島(4)

 豊島(てしま) 日本の島再発見_香川県_直島諸島_豊島_花(イラスト) 

直島諸島_香川県  宿泊は、島にたった2軒の民宿のひとつ「南国」に。


夕食に50センチ級のヒラメの煮付け。
小鉄は半分食べるのがやっとのボリューム満点。

日本の島再発見_香川県_直島諸島_豊島_ヒラメの煮付け(民宿南国)
ヒラメの煮付け(民宿南国)

「むかしは黒い煙りがたちのぼり、朝には自転車や木々をベットリと黒くした。
真珠の養殖、魚の養殖なども廃業においこまれました」と宿の経営者・林ミサオさん(77)は淋しく語ってくれた。


しかし、島はいま、生き返ろうとしている。
島の人々は豊かなふるさと、瀬戸のきれいな海など元の豊島を取り戻し子孫に残そうと必死だ。

隣の「直島」にプラント建設を計画。
建築に3年、廃棄物の無害化処理のはあと10年を要する。


だが、確実に島はよみがえろうとしているのだ。


歌手の加藤登紀子さんが1999年2月に島を訪れて、石碑にこう刻んでいる。


「緑よ戻れ 海よ歌え ここに祈りをこめて…」


一日も早く、美しい緑の島に戻ることを願いつつ…。

『生き返れ 緑よもどれ 瀬戸の島』

コメント (0件)