やっと上陸ができホテルへと向かう

いよいよロフーテン諸島に上陸

ニシンの酢漬け

朝食は珍しいものばかり

お腹はパンパン

ディナーの前菜

領主の館のキッチン

翌朝は快晴

帰り道は前も見えない猛吹雪

左の赤い建物が宿・右が100年前の領主の館

暴風雪の合間に見せるオーロラ

初めてのオーロラ撮影

港町の風景

宿泊所からの景観

宿泊所からの景観

愛犬のジョージ

10代目当主 クリスチャン・フレデリック

ノックの音で目が覚めたのは午前1時過ぎ、

ぼちぼち降船の準備をと船員が知らしてくれる。

ホテルにチヘックインできたのは午前3時、

まあこれぐらいで済んで良かったと

またもや高いびきに女房も驚いている。

翌朝、元来た道を逆戻り、

曇天から雨に変わりどす黒い海峡を進む

袖すれ合うのもなにかの縁、

しかし船の揺れはいっこうに

治まる気配が見えない

船内放送では次の停泊地も通過が

決定と
淡々とした声が流れる。

BODOという港に午前2時に

到着予定が決定する。 

もうじたばたしてもはじまらない

船室に帰って寝ることにする。

旅にハプニングはつきもの

目的地のスタムスンドまで

4時間、

暴風はますますひどくなる一方

いったいどないなるんやと、

映画のタイタニックの

沈没の映像が一瞬、頭をよぎる。

偶然、船上で知り合った

ツアーガイドの前田君の

通訳のお蔭で

適格な情報を得ることが出来て

助かった。

いよいよ待望のロフォーテン諸島の
玄関口の

スタムスンド(STAMUSUND

へ沿岸急行船(12000トン)は進む。

次第に荒れだす不気味な雲行きに

不安そうな乗客の顔・顔・顔。

船の揺れは酷くなる一方で、

もう立っては歩けない。

女房は早くから覚悟を決めて

船室で横になっている

また雪が降ってくると車の中で待機し、

やがてルディの指差す方向にオーロラが舞う。

神秘な光に感嘆して、

マイナスの世界で痺れるような手の痛みも

忘れるほど撮影に熱が入る。

納得のいく撮影は出来無かったが

来年にはもう一度このハシュタを

訪れているだろう。

山中で待つこと30分、

雲の間から星が覗く。

「エッ!凄いな」こんな天気なのに

10時を過ぎた頃に一回目の

オーロラを目にする。

初めて見るオーロラもだが

彼の才能にはもっと驚く。

携帯用のインターネットは

山中で大いにその威力を発揮する。

気持ちが通じる人とは、

会話も弾みオーロラ談議に花が咲く。

夕食後はルディの車で

オーロラ撮影へと案内していただく。

外は横殴りの雪、

「今夜は無理やな」

「帰りましょうか」「いや大丈夫です」

インターネットでオーロラ情報を

チェックするルディは頼もしいナビゲータだ。

300年続く10代目の当主

クリスチャン・フレデリック

クルセン氏(
40)が営む領主の館。

フルコースの夕食は食べきれないほどの

ボリュームと味に
胃袋もびっくりするが、

並べてあるフォークナイフの多さも初めてだ

今夜は町で知り合ったオーロラの写真家、

ルディ(Rudie van deameer)氏を招待する。

ハシュタ(ヒンオーヤ島)

船内はひっそりとして

旅の賑わいはどこにも見られない。

やっとの思いで目的地に到着、

迎えの玲子さん(ロフォーテン諸島在住23年)

「こんなことは島始まって以来の出来事」と

明日からの気象情報に笑みは消える。

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