2026年3月14日(土) 05:43 JST

第44弾ご島地グルメ 兵庫県 家島 渡蟹・坊勢鯖・穴子

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第44弾ご島地グルメ 兵庫県 家島 渡蟹・坊勢鯖・穴子

人口2137 (令和6年)

姫路港から高速船で30分、波静かな湾内は「家の中にいるよう」と
家島諸島と名付けられたと神武天皇の由来の伝説がある。

近くの男鹿島の山肌は採石の島となり、山肌が剥き出している。

港にはガット船が無数に停泊しているが今では減少の一途を辿っている。

この家島諸島の海は美味い魚が群れをなしているのは昔の事
年々漁獲高が落ちている。

  料理旅館志みず

その中でも料理旅館の「志みず」の三代目大将と女将さんが頑張っている。
すぐ近くの坊勢島には坊勢鯖の旨い「鯖しゃぶしゃぶの店」も
昨年から閉鎖している。

坊勢島の予定を変更して、夜、朝、昼と「志みず」に予約した。
島グルメで初めての体験であるが渡蟹・穴子と坊勢鯖のフルコース。

夕食は焼き渡蟹と渡蟹のスパゲティ

肉汁や匂いまで閉じ込める為に生きた蟹を2時間
日本酒で漬け込んだ酔っぱらいカニを
弱火と、とろ火で焼く事、4時間
食べる前に甲羅をバーナでひと炙りして旨みを閉じ込める

甲羅を外すと香ばしい美味そうな肉汁が一気に溢れ出す
食べる前から喉がなる。
早速、半なまの脚にむしゃぶりつく

ぎっしり詰まった身は旨みが凝縮され

甘くて上品で濃厚な味はとろっとろで "うっま"!
次から次へと手が出て胃袋に直行

渡蟹の玉子かけご飯
その間、大将が殻から玉子を取り出しご飯に乗せてくれるサービス
つるつるっとかき込む、これまた絶品 幸せで顔がほころぶ

生まれて初めての味は濃厚な蟹の玉子かけご飯
舌も戸惑う、貴婦人のような逸品に舌帽!

渡蟹のパスタ

二品目は同じように酔っ払い蟹のパスタ
干しガレイとシャコの殻で出汁を取り、ニンニクと玉ねぎを炒めて
2日間煮込んだソース

塩、胡椒のみのパスタを自家製の大葉・茗荷・柚子で仕上げる。
濃厚なカニの風味とニンニクの香りがより旨味を引き出す。
カニの身が一匹まるごと使った究極のパスタは一生に一度の超贅沢めし。

4年間、海で育った大型の渡蟹。今年は非常に漁獲が少なくとても高いとか!
松葉蟹とも、タラバ蟹とも違う旨さを煮詰め、日本酒が旨味を閉じ込めている。
これほどまでに時間と工夫を重ねたカニの芸術品はお見事と言葉が見つからない

桜満開のお猪口で日本酒を頂く贅の極みは、
今年で88歳と80歳、米寿と傘寿の長寿の私達へのお祝いにしておこう。
やっぱり長生きはせなあきまへんなぁ。
こんな幸せってあっていいんだろうか!?

穴子のしゃぶしゃぶ
朝食は穴子のしゃぶしゃぶ
7〜8回、出汁を潜らすと食べ頃

コリコリの食感で脂の乗りも良くポン酢でさっぱりとして頂く
干しガレイで出汁を取り、締めの雑炊は朝食には贅沢すぎるが
他の島で肉厚の穴子の味を知っている旅人には
少し物足りない

朝食の後、島の足のコミニティバスに乗車
何処まで乗っても100円!
2台のバスを7人の島民で運営
港まで行く積もりが、"島は周りましたか"?
の一言で1時間30分の島内見学 安っ!!

家島神社を始め三つの神社と学校と島内見学
家島小学校45人、中学校25人、高校15人
来年は中高が合併するとこの島でも人口減少の影り

停留所でも無い旅館の前まで送迎の小田和廣さんに、
「ありがとう」お陰さんで島の様子が楽しめたひと時

待望の昼食は特別料理の「坊勢鯖のフルコース」

一品目は炙り鯖
三日間真空パックで熟成した鯖の塩焼き
背と腹の部分に切り分けられている
切り身を交互に食べ比べる
今まで食べた事が無い鯖の食感と脂の奥深い味

脂の乗りが半端じゃない美味すぎる「坊勢鯖」
食ったら見た目の三倍旨い
背と腹とどっちが旨いかって?
う〜ん 背に腹は変えられん "うん まっ"!

主役の鯖のしゃぶ登場
鯖の花のような盛り付けに初対面のキモと心臓が名脇役
しゃぶしゃぶは1〜2回サッと湯引きで
ポン酢に付けるだけで脂が弾ける

シコシコと弾力があり、脂の乗りも半端じゃ無い★★★
肝に箸を伸ばし、味を確かめる

あこうや鱈のキモより弾力が有り
桁違いに美味い あっという間に完食

最後に登場した鯖のカマの塩焼き
目を閉じて味を確かめるとこれ又 "絶品"

締の鯖の雑炊
あっさりとして上品な鯖の脂を伴って胃袋へ直行
坊勢鯖がこんなに美味いとは・・・ごちそう様!
もう腹パンパン


味:4.9/価格:4.5/ サービス:4.7/ 雰囲気:4.6 2026/1/28-29 No 154

めっちゃ うまい ご島地グルメ

島の愛好家 池内嘉正


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2026/1/28-29)

 

 

Photograph by Yoshi Ikeuchi