第42弾北海道 奥尻島 ウニ丼 生うに 塩ウニ
- 2025年10月28日(火) 14:24 JST
- 投稿者: tetujin60
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第42弾北海道 奥尻島 ウニ丼 生うに 塩ウニ 人口2101(2025/6)
丘珠空港から50分、久しぶりのプロペラ機は順調に離陸

3日前のカムチャッカ半島沖の大地震(8・6)はここ奥尻島も津波注意報が出ていた。
カムチャッカでは目視で5mの津波が押し寄せたと報じられている。
そんな中、26年振りに奥尻空港へ到着。

1973年の奥尻島の地震の面影もなく昔の記憶は一つも覚えていない。
フェリーの港と空港とは大違い。
素泊まり民宿は予想通りの部屋に満足。
島にはタクシーが一台しか無く全て予約済で、足の不便を感じる。
宿のレンタカーは明日の10時までなら空いているとのことで仕方なく運転。
レンタカー代8000円は高過ぎる。
しかし足が無ければどこにも行けないので利用するしか動きがとれない不便さ。

奥尻島は入り組んだ海岸線にメリハリのある海底、黒潮を源とする対馬海流の通り道である。
日本海の海の恵みは、うに・ホヤ・アワビ・岩ガキ・イカ・ホッケ・サクラ貝・タラと
海の幸がいっぱいの島の味が楽しめる。
島のイタリアン べラ ヴィスタ bella vista
フェリー港まで30分、2階にあるイタリアンが人気とネット情報。
やっとの思いで辿り着いた店には先客が8人。

奥尻島は黒いトゲのあるキタムラサキウニの本場。身は白身がかっており上品な高級品。
島ならではの鮮度のあるここだけの逸品。
先客が注文後ウニクリームパスタのハーフ(3300円)レギュラーは(5300円)。
ウニの量で値段が決まるのでハーフを注文。
待つ事1時間やっと来た旨そうなパスタは
ウニの香りと濃厚なウニクリームソースの贅沢な逸品。

生ウニの磯の香りと潮の風味が待った事を忘れさせる極旨のパスタ。
しっかりと上品な味を確かめ究極のひと時をゆっくりと胃袋に収めた。
「兎に角ウマイ」
港ではフェリーの発着に合わせてマスコットのウニまる君が登場し、見送りの真っ最中。

小学生の団体に大モテの人気者

北海寿司
予約した夕食は「北海寿司」、歩いて10分だが急な坂道は歩くだけで汗が流れるだろう。

民宿のスタッフの往復の送迎は有り難い。
カウンター席の5席は全て予約済。


一番乗りで到着し、愛想のいいおかみさんの出迎えににっこり。
島の逸品をお任せ

突き出しの「海老味噌の珍味」★★はホヤに似た酒の肴。

2・「真ダラの昆布締め」★★
柚子胡椒添え鱈とは思えないしっとりとした白身は
柚子胡椒のパンチが効いた風味に日本酒がススム。

3・今年はこれが最後ですと「サクラ貝の酒蒸」、サクラ貝は通称エゾバカガイ。
江戸前寿司では「あおやぎ」と呼ばれている。
酒蒸しは味も風味も良く、最後の出汁も一滴も残さず味わう小鉄の笑顔。★★★

4・「いかの肝和え」★

5・「塩ウニ」(濃厚な生ウニを凝縮してコイツは旨い)★★★


6・「ホヤの塩辛」★★★
(こんな旨いホヤは初めての味、磯の香りが凝縮され、ホヤ好きにはたまらん酒のお供)
カウンターの相席は島に移住して8年になる山梨からの千野(ちの)さんと
岐阜県から奥尻島が好きで毎年ウニシーズンに手伝いやってくる
熊野さん親子と島の話に花が咲く。
「トロてっか」で締めてお勘定は驚きの7,800円。
車で2〜3分だが歩いて帰れない暗闇の道路。
奥尻島の贅沢三昧に舌も酔いしれ1日目のグルメ道中は★★★。
二日目
朝7時前、昨夜の熊野君を訪ねウニの加工所へ見学。
一棟に30人程が二棟で作業、中々見つからずやっと探す出す執念。
快く写真撮影の承諾を取り殻割・身剥き・掃除・検査の

4人一組で機械のように手際良く作業が進む。
中々、作業中は集中しているので話しかけ難い。
それではと写真を動画に切り替え作業を撮影した。



これで納得の行く説明が完了。
ひとつ一つを丁寧に仕上げていく貴重品のうには
豊富な餌の昆布で見るからに旨そう。
崩れた「うに」は休憩時間に頂ける羨ましい仕事。
二日目 北の岬さくらばな
東神楽のご近所さんにお土産を買いに雲丹の加工所に行く。
スタッフの知人の池田さんがマイカーで案内してくれる嬉しい情報。
足の不便さも好意一つで楽しい旅に変わる。
「北の岬さくらばな」迄30分。

道中、観光名所を丁寧に案内してくれるのは大変有り難い。
漁師の食堂として人気の店は浜の母さん達の手作りの
新鮮魚介類のキャッチフレーズが有名。
噂通りの店先の水槽には鮑・つぶ貝・ホヤと並ぶ。
ひと通り注文して裏の加工所の見学を希望
滅多にお客は案内しないと気の良さそうなお母さんが案内
塩ウニの加工の最中で一面に敷き詰めた塩の上に大きめのウニを

丁寧に並べてその上に塩を掛けて3時間寝かせて塩ウニが出来上がる
水分が抜けてその分、味が凝縮されているので生よりも味が濃い。

試食の塩ウニの味はどこのウニよりも飛び抜けて美味かった。★★★
土産にアワビ・ツブ貝・ホヤ・生ウニ・塩ウニと大盤振る舞い。
明日の夕食会は海鮮三昧の海の幸の食べ比べ。

二日目の夕食はやっぱり北海寿司のリピーター。

近くで美味い店はここが一番。
まずホヤから。
いつ食べても磯の香りの大振りのホヤはこの島だけの物。
奥尻島近海のホヤは通常の倍ぐらいの大きさ。
その分、味も濃くて毎日でもクセになる味。

お次は鮑の踊り焼き、少し小振りだが味は何処にも負けない、いい味を出している。
うまい・旨いと噛み締める。

サーモンのなめろう(鮭のたたきの味噌和え)★★★

食堂潮騒
翌日は少し早めのランチに近くの食堂塩ウニの細巻き★★★
何を食べても旨いこの上ない至福のひと時に満足のグルメ三昧の「潮騒」。

ウニ丼定食(5500)★★★。
魚の焼物・イカの煮付け・小鉢に味噌汁と多過ぎる量に二人でシェアする事にした。
ウニ丼だけでも値段は同じと言われて定食を注文。

ご飯が見えない程のウニの量にニンマリと箸が迎えに行く。
じっくりと味わうウニは何度食べても甘くて旨い。幸せの奥尻島のウニ三昧。

これで交通の便が良ければ言う事なしの★★★。
味:4.9/価格:4.7/ サービス:4.8/ 雰囲気:4.8 2025/8/1-3 No 144
めっちゃ うまい ご島地グルメ
旅の島食人 池内嘉正
▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2025/8/1-3)
Photograph by Yoshi Ikeuchi




















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































