2025年4月30日(水) 16:04 JST

第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐 クエ

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第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐

クエ

壱岐の華 酒造 初代嘉助 米麹を使った麦焼酎

新しく樽仕込みの五年物

海鴉は樽の香りがまろやかに広がる焼酎とは思えない

ほどの味は地元でも人気の焼酎

壱岐 クエ

博多港からジェットフォイルで65分、25年ぶりに訪れた島は

昔の面影も無い程、開発されている。11月の好天気に恵まれ

どこへ行っても抜群のロケーション

小島神社

干潮時の前後数時間だけ参道が現れ歩いて参拝することが出来る小島神社

壱岐の「モンサンミッツシェル」と呼ばれ人気のパワースポット

この島全体が神域とされているので小枝一本島外に持ち出せない慣習がある中

参道では小さな岩牡蠣「雪花」の採集をする島民

美味そうな小さな岩牡蠣は今が食べ頃だが5月のウニはもっと美味いと味覚をくすぐる

ランチは「海鮮丼」と「イカ丼」

水槽にはアラ「クエ」や赤ハタが泳いでいる人気寿司店。

イカの王様アオリイカは、もちもちとして舌にまとわり付く鮮度

その上細かく切り目を入れた食べ易さが文句を言わせない

 

イカ丼                                    海鮮丼

海鮮丼は島のマグロ「こしながマグロ」は上品な中トロ

鯛に・カンパチもマグロに負けまいと丼の上で箸を待つ活きの良さ

夕食は特別注文のクエのフルコースが待つ平山旅館

小鉄 女将さん 筆者

アラ(くえ)と一緒に運ばれてきた赤ハタの姿作り。

見ただけで美味そうな赤ハタ・ブリ・ヒラマサ・スマガツオにハガツオ

イサキ・ハガツオのたたきの真ん中に王様のクエが“で〜ん”と控えている

別皿にはクエの肝がごま油と塩を纏ってお待ちかね

今夜は壱岐の海のオンパレード 調味料はポン酢に小ネギ・醤油はわさびと生姜 

ポン酢には壱岐産のカボスを絞ると香りが匂い立つにくい味 

もてなしの包丁さばきと盛り付けの華麗さは平山周太朗料理長の腕が際立つ

まず濃厚な肝を舌の上で転がし味を確かめる“う〜ん” “これだ”

美味しさに理屈は要らない 俺の口は島を股にかける島食人だ 

おぉ!おぉ!? この旨さ

舟盛の上で箸が迷うがクエの刺身をポン酢で頂く、お次は握り寿司の登場 

炙りは脂の乗りを引き出し舌が飛び跳ねるほど旨い クエの唐揚げは文句なし 

鍋はクエの常道、鮮度抜群の逸品には言葉を失い黙々と箸が進む

上質の脂とゼラチン質が纏わり付き、胃袋が大漁旗揚げ喝采している

今夜はきっと胃腸薬のお世話になるだろうと考えるのはまだ早い

脂味と旨味がキラキラと輝いている鍋の中に雑炊がお待ちかね

★★★

クエの雑炊

最後の一粒まで胃袋に消えて行く クエるだけ食った今夜の晩餐、

小鉄もお腹を摩って“ごちそうさま” 赤ハタには悪いが今夜はクエの一人勝ち 

ご当地感: 4.8/ 味:4.9 価格:4.7/ サービス:4.8/ 雰囲気:4.8

2023/11/8-10 No 80

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/11/8-10)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐島

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第23弾 ご島地グルメ 長崎県壱岐

第23弾 長崎県壱岐 クエとふぐ 23/11/8~10

人口24,622R5

めっちゃ うまい ご島地グルメ

クエとふぐ

  

クエ                                   ふぐ
2023年11月8~10
めっちゃ うまい ご島地グルメ
旅の島食人 池内嘉正

第22弾 ご島地グルメ 東京都八丈島

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第22弾 ご島地グルメ 東京都八丈島

第22弾 東京都 八丈島 人口6700人

 

10年振りの八丈島 羽田からの乗り継ぎ便でアクセスも良い

迎えのホテルの車でチェックイン

先程までの大雨とは打って変わっての天候

知人の櫻田康次(78)さんと連絡を取り夕食を共に島割烹へ

日本料理屋の粋な風情の玄関を入ると超満員

居酒屋とは思えぬ店内は活気があるがうるさくは無い

ぶど(海藻を煮た寒天で固めたもの)

島魚の刺身盛り合わせ

(メバチマグロ・カンパチ・メダイ・尾長鯛)

尾長鯛がシコシコと甘い

ムロアジのクサヤ

★★★

(期待通りの味だが昔のようなクセが少ないがいい味だ

マヨネーズを付けるとよりまろやかで旨味を誘う)

うみかぜ椎茸の天ぷら

★★★

(軸の香りと歯応えがあり、ひんぎゃの塩の相性がいい

(ひんぎゃの塩−青ヶ島の黒潮の海水を地熱蒸気で温めて作る

 

岩海苔焼き(厚みのある海苔は歯触りと香りに驚く島の味)

★★★

どれを食べても味よし・雰囲気良し・コスパ良しこの店出来る

島焼酎五種飲み比べ

 

島内観光

うみ風椎茸生産所見学、原木では無く菌床の材料は」ウッドティップを使用

無農薬・自然農法・有機農産物で栽培

肉厚でジューシーなのは昨夜の居酒屋で実証済

★★★

大竜ファーム

やすらぎの湯

島民同伴で入浴料100円は最高

連日、友人の櫻田さんの案内で湯に浸かる

★★★

 

大崎玉石垣

 

ランチは櫻田さんの手料理をご馳走に…

明日葉とクサヤのマヨネーズ和え

明日葉の苦味とクサヤをマヨネーズが調和を引き出す

一番好きなクセになる味

★★★

 

目鯛の煮付け

よめなごはん(よめ菜・あげ・酢飯)

ささよ(いしずみ)の姿造り

 

もちろんプロ級なのはペンション経営で

日頃の料理はお手のもの

全て希望通りの料理内容に脱帽

★★★

 

島寿司

甘めのシャリに魚を醤油と薬味で漬けにしてからしで握る

その店により味付けが変わるが人気店はランチでも予約で一杯

席の予約と寿司の予約もするので時間通りに行けば

座るなりおしぼりとお茶とまもなく寿司

滞在時間20分の超効率が良い

メダイ(少し身が柔らかいがしっとり感がある)

シマアジ(脂の乗りもよく身の締まりと辛子が良く合う)

尾長鯛(辛子とシコシコ感の絶妙なバランス)

クロムツ(喉越しが良くもちもちで滑るように胃袋に直行)

岩のり(あま辛い味付けは箸休めにちょうど良い)

 

★★★

明日葉

当地感: 4.7/ 味:4.6/ 価格:4.7/ サービス:4.8/ 雰囲気:4.8

2023/5/8-12 No77

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/5/8)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

めっちゃ うまい ご島地グルメ

醤(ひしお)料理 めぐり

  

醤丼     料理芸術 かりえん  醤油会席


2022年4月26~29
めっちゃ うまい ご島地グルメ
旅の島食人 池内嘉正

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島 醤油会席

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

21弾 香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

醤油会席

★★★

醤の香りが漂う街並みを黒塀沿いに歩く

400年以上続く本桶仕込みの厳選した6軒の蔵元・12銘柄より

醤の香り乗せて旬の食材の日本料理

 

島物口取

甘夏とローズマリーのコーディアル

甘夏とローズマリの漂う先付けに期待が躍る

 

胡麻豆腐 諸味田楽 いぎす 麹酢みそ

あったかい胡麻豆腐に麹酢味噌のトッピング

美味過ぎて舌が飛び跳ねた

 

冷季菜魚 前菜五点

 

生仕上げ 島そうめん 諸味つゆ

★★★

 

「さぬきの夢」香川県産の小麦

腰のある生素麺は湯掻いて3分以内でどうぞ・・・と

喉越しも腰もいう事なし、諸味のつゆの出汁が格段に違う

玉ねぎの和風スープ

★★★

 

三種類のタマネギの味のハーモニー

生・天ぷら・煮玉ねぎと炒ったかつおの風味が味を際立てる

鰹出汁を何度も確かめスープは完食

 

名物鉢盛 島野菜 木桶醤油の味比べ

大鉢に敷き詰めた氷の上に前は

赤・白・緑・黄・青と島野菜のファションショー

竹の皿には平目・馬ズラ・ハギ・ハリイカ・西貝

★★★★★

お出迎えは四種の醤の味くらべ

二段熟成気あげ・諸味たれ・薄口気揚・そら豆醤油

二段熟成はもろみを一滴一滴ドりップ

1年目と2年目の諸味を加えた贅沢な極み

濃厚な醤は初めてのお出迎え

 

平目に醤を付けると舌の上で踊り出すお祭り騒ぎ

醤によって味が変わる極みの醤油懐石

野菜は適度に冷やして諸味たれで

バリバリ・ぼりぼり味を確かめる暇もない

野菜がこんなに美味かったとは・・・

 

エンジェルロード

オリーブ牛を食べて育った牛をオリーブの葉で焼き上った一品

ポン酢にもろみを合わせたにくい味

“う“〜ん”と・・・

 

鯛の潮キャベツ煮込み切り

 

鰈の風干し自然薯と入りこの三杯酢

 

土鍋オリーブご飯

オリーブオイルとかつお出汁の風味が絶妙

オリーブの香りが漂う瀬戸内の美味しいごはんに群牌

 

醤の味比べに奔走され絶妙な演出と組み合わせに脱帽

瀬戸内の交通の不便さを吹っ飛ばす程の贅の極みが

ご島地グルメの醍醐味

★★★

当地感: 4.9/ 味:4.8/ 価格:4.5/ サービス:4.7/ 雰囲気:4.6 No72

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 

右1二段熟成気あげ

仕上げの工程で火入れの前の段階、

市場には出回ることのない生の風味をドロップ

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/4/)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島 料理芸術かりえん

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

21弾 香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

料理芸術かりえん

★★★

25年振りに訪れた料理芸術の店「かりえん」

店内はリニューアルされ全てが椅子席

表には貸し切の札 “エッ?” “予約してたのに?”

店内は全て予約で満席の為、“貸切”

昔話に花が咲き、メニューも無いのでお任せに・・・

目の前で調理する手際の良さは正に芸術

小豆島はギリシャのミロス島と姉妹都市

かりえんとはギリシャ語で“優雅”の意味

生簀には黒鯛・カワハギと旨そうな奴が泳ぐ

島ならではの鮮度

★★★

 

なかなかこれだけのカワハギは水槽ではお目にかかれない

味付けたけの子の天ぷら・自家製の胡麻豆腐・

活車海老の唐揚げは皮ぐちバリバリと・・・“甘い”

 

初めてのさわらのタタキ

★★★

 

ドライ玉ねぎが風味と食感がたまらん

手作りのポン酢が“旨ッ” 自家製のポン酢はスダチを使用

ハリイカのコリコリの刺身

待ってました”!待望の「カワハギの煮付け」

昆布出汁と醤油のみの味付け

大きいカワハギの一番旨い頭の部分と肝がたっぷり

とろける甘さと身のシコシコ感が舌を喜ばせてくれる

★★★

 

活マダイの揚げ出し、締めに握り4貫のオリーブ牛ひとつだけ

もうお腹は大漁旗が・・・

 

最後のアイスクリームはブルーベリーがたっぷり

スーパーフード「キヌア」のトッピング

美容と栄養と健康を考えた演出

正に料理の芸術

 

もう無理やと思いひと口の積もりがぺろりと“ごちそうさん”

大満足の帰りの車の運転は25年前と同じご主人の田中誠基(69)さん

幸せいっぱい 腹一杯

 

さわらの木の芽和え(島活)

★★★

自生する木の芽をたっぷりと乗せた贅沢な一品

木の芽の香りと爽やかな旨味が口中に広がる幸せな料理

ご島地ならではのめっちゃ うまい贅品

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/4/)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島 ひしお丼

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第21弾 ご島地グルメ 香川県小豆島

21弾 香川県 小豆島人口26000

2023/4/26~29醤・オリーブ

ひしお丼

赤穂に次ぐ第2位での塩の生産地であったが

温暖少雨な気候が醤油造りに向いていたなど

様々な要因が小豆島の醤油業の発展を促した

ご当地グルメのひしお丼の条件

1・小豆島で作った醤油やもろみを使用

2・島の魚介や野菜や地元の食材を使用

3・箸休めにオリーブか佃煮を使用

3つの条件が必須

開園、100年のオリーブ園の中にあるレストランは

急な坂道の中腹にあるしゃれた建物

オリーブパレス レストレア

 

もろみ味噌と野菜たっぷりのひしお丼

★★★

 

オリーブオイルで炒めた野菜がこれでもかとトッピング

甘辛いもろみ味噌との相性が抜群

食べれば食べるほど箸が進む 甘辛い味噌が絶妙の味

 

オリーブ牛のひしお丼

 

軽く炙ったオリーブ牛が2枚

特製ソースを掛けてご飯を包んで頂く とろける肉質は

歯がなくても味わえるほど柔らかい

備え付けのオリーブオイルを野菜にかけ

ソースを絡めたその味は名脇役

肉の量が俺には少なすぎるが

甲乙付け難いひしお丼は島ならではの逸品

醤ラーメン

★★

 

島の豊かな漁場はカタクチイワシの宝庫

島醤油とカタクチイワシのマッティングは王道の出汁

島だけしか味わえないラーメンは食べた者だけの逸品

島中華

島醤油と5種類の和風出汁が香る和風ラーメンは

濃くもあるがあっさり味の上品な味わいが記憶に残る

オリーブ牛のひしお重

★★★

 

映画村のすぐ側にあるオリーブ牛取扱店

たっぷりとオリーブ牛が軽く炙られお重の上に並ぶ

ソースはひとつのメニューとして考え納得いくまで出店を見送っていた・・と

秘伝のタレの絡まったオリーブ牛はとろける甘さと脂の旨味に驚く

 

サクラ井のひしお丼

インスタ映えより味はオリーブ牛には勝てない

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/4/26)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第20弾 ご島地グルメ 兵庫県淡路島  

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第20弾 ご島地グルメ 兵庫県淡路島

3年とらふぐ 気温20度

2023/3/20・21 人口22/09 129823

 

大阪から神戸明石海峡(3911m)を渡ると淡路島

25年振りの島は大橋を渡ると島の玄関口

総勢15名は2台のレンタカーに便乗しての旅

孫の貴一・貴生の社会人の就職祝いを兼ねてのグルメ旅

ランチは3軒に分かれての食レポ

淡路麺業(創業100年)が経営するパスタ専門店の「DANMEN」

種類は26種類、4種類ソースにパスタメニューは12種類

余りの多さに選ぶのに時間を要するが食べる前からワクワク感

オリーブオイル・トマト・クリームソースと

平日と言うのに開店前から長蛇の列

伝助穴子と白ネギのパスタ からすみ添え

★★★

プリプリの穴子の脂の乗りに白ネギと

からすみの風味に驚きの逸品

淡路島産生のりと白子のパスタ

のりの風味とバジルの香りに生パスタが旨味を引き出す

足赤海老のトマトソース バジル風味

しっかりとした味と歯応え抜群の淡路の海老に

トマトソースがよく絡みバジルの香りが味を極める

淡路島ポーク季節の香りのラグーチーズ添えバター風味

バター風味とクルミの歯応えがいい

生ハムとじゃがいものたっぷりチーズ

じゃがいもと生ハムの塩味がチーズの相性抜群

桜鯛の塩麹漬けと筍のからすみ添え

炙り鯛と歯応えの良い筍がオリーブオイルと絡み

生麺のもちもち感が舌の虜にする
   

淡路鯛素麺

★★★

鯛の兜焼きがデーンとトッピング

玉ねぎとレモンの香りの出汁がとても上品

さすが本場の玉ねぎの味は違うね

玉ねぎのつけ麺

★★★

 

玉ねぎのまるまる一個の天ぷらがつけ汁の中にで〜んと

地元の有機カレンデユの花びらを添えたここだけの一品。

外、カリカリ中はトロトロの玉ねぎの甘味

濃い目のかつお出汁がよく絡み、滑るように喉元を過ぎる

こしのある細麺がベストマッチ

淡路熟成鯛丼

★★

 

熟成させた秘伝のタレ、まったりもっちりとした鯛

卵を絡ませわさびが効いた大人の味は旨味倍増

3年とらふぐ

★★★

 

淡路島のとらふぐは、通常の養殖期間が2年のところ、

3年の歳月をかけて育てている養殖場所の福良湾は、

全国の最も水温が低く、潮の流れが日本一の速い

鳴門海峡の近くにあるその結果、身が締まり、

味が濃厚と評判 天然ものに引けをとらない絶品と称されている

日頃からふぐはよく食べており少々の味では驚かない舌の持ち主

名物の「美福鍋」はてっさ、てっぴ、ふぐ刺し、唐揚げ、

焼きふぐ、白子、雑炊、ひれ酒、ふぐスープなどのフルコース

てっさは甘いが天然物よりやや柔らかい

鍋の中にヒレを焼いて入れるのは初めて食す

香ばしいヒレの香りが鍋に漂い食欲を掻き立てる

3月では白子の時期が過ぎているのか冷凍物の感がして

いつものトロトロ感は失せていた

兎に角、箸のピッチが早く猛烈に胃袋へ放り込む

“味はどないや”

若者たち日頃食べ慣れていない「ふぐ」

を味を確かめる間もなく「美味い・旨い・うまい」と

鍋の底が見えるのが早過ぎた

ご当地感: 4.8/ 味:4.7/ 価格:4.5/ サービス:4.5/ 雰囲気:4.7 No71

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/3/10)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第19弾 ご島地グルメ 静岡県初島  

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第19弾 ご島地グルメ 静岡県初島

めっちゃ うまい ご島地グルメ

第19弾 静岡県初島 海鮮丼

初 島

2023年3月10日 人口193人 気温20°晴天

桜満開の熱海港から30分

初島の漁師の丼合戦14軒(2軒休日)に参戦

2010年からスタートした春の名物の海鮮丼

各食堂が工夫を凝らしアイデアを絞るが全ては海の物

店の前には小さな生簀にサザエや鯵などが泳ぐ

食堂に生簀があるのはそれだけ新鮮さが売り物

島で初めて出会った店番13番の「おおや」の

食堂のオヤジさんと情報交換

今年はコロナで悪かったと・・・

高速船の二便が到着する12時頃には各店の前には

品定めの客が列を為す

丼合戦の席取合戦が始まる

何しろ二人で来ているので別々の店を選ぶ

さかやの「さかや丼」と「おおや」の「三色丼」

港に一番近い店と一番遠い店

女房はさかや丼に箸をすすめる

“味はどないや”「普通に美味しい」―とそれっきり

さかや丼

写真で見るとどちらも良く似た素材

甘エビ・鯵・イカ・マグロ・たい・はまち・とびっ子

それにところ天付きも同じ

お次は「おおや」 あとで来るからと言った手前

約束を守らなあきまへん

先客が6人、生簀から鯵を取り

捌くのに大忙し、夫婦と娘さんの三人で切り盛り

急にお客さんは次から次へと満席となる

運ばれて来た「三色丼」

三色丼

活けアジから比べ

鮮度は抜群だが小さめのアジは脂の乗りがもうひとつ

甘エビ、イカの漬けはそれなりに旨い

俺様の舌が飛び跳ねるほどでも無い

昼からビールと日本酒の四人客が

活けイカと塩辛を注文

“どちらも今日は獲れなかった・・と”

酒のあてにそれではと明日葉のかき揚げを注文

島へ来て「魚」食べへんのんかいな・・と余計なお節介

丼合戦の呼び込みも無く静かな戦いは後二日で終わる

小さめの丼に不満を漏らす女房

金目の煮付け丼

今夜は温泉に浸かり熱海の夜を楽しむか・・・

「貫一・お宮」は熱海の海岸を散歩しながら

合戦の鎧兜を脱いだ

ご当地感: 4.5/ 味:4.5/ 価格:4.4/ サービス:4.5/ 雰囲気:4.4 No67

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/3/10)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi

第18弾 ご島地グルメ 沖縄県伊良部島  

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第18弾 ご島地グルメ 沖縄県伊良部島

めっちゃ うまい ご島地グルメ

第18弾 沖縄県伊良部島 海ぶどう

2023年1月30-2月1日 7145人 気温21°-18°晴天

伊良部大橋

宮古から伊良部大橋(3540m)を渡る

(2015年1月31日開通)

★★★★★

何より嬉しいのが通行料無料の

日本一長い大橋は絶景である

 

高野海岸には7軒の海ぶどうの養殖業者がある

初めて見る海ぶどうの養殖場

海ぶどうの養殖場

元車海老業者の海水を引き

酸素バブルで自然の海水に近い流れが発育を良くすると・・

水温は22〜23°が最適 冬は50日、夏は20〜30日で製品が完成

試食に出された海ぶどうは鮮度が抜群で色艶も良いべっぴんさん

プチピチと舌の上で飛び跳ねる味に驚く

 

昨夜の食べた海ぶどうとは大違い

水揚げされた “ん きゃふ”(海ぶどうの方言)は鮮度が抜群

はじける食感 ただよう磯の香りに伊良部島で出会うとは幸せ

★★★

海ぶどう

 

マングローブ蟹

 

予約の時だけの開店の蟹専門店

ガサミの姿蒸しが豪快にテーブルに並ぶ

身をほぐし、蟹味噌を付けて豪快に食す

伊勢海老・ヤシガニと比べると勝ることはない

ここでしか味わう事が出来ないガサミは汁物の方が旨い

次回は出汁の旨味が溶け出す汁物を食してみたい

マングローブがサミ

 

伊良部島のイタリアン

島食材の鰹を使ったパスタ

佐良浜漁港前にある“プリモンテ佐良浜”

探すこと1時間30分 迷いに迷って到着

22/3月にオープンのセンスの良い店

早速、地元食材を四品注文

三枚肉の赤ワインプレート

 三枚肉はそばでしか食べた事がないが

デミグランドソースとワインの味付けは初めての味覚

味付けを変えるだけでこうも美味しくなるものだ

プレートを熱くすれば旨さが増すだろう

佐良浜港カツオのトマトパスタ

 

パンフレットにも載っていないそば屋

島の人に島で一番旨いと聞いてやって来た

渡口の浜(とぐちのはま)の入口にある

伊良部観光サービスセンターにあるそば屋

メニューは一品のみの「宮古そば」

骨まで柔らかいソーキの塊が4つ

かつおと豚骨の出汁のバランスが良い味を出している

麺もそこそこでまぁ満足

★★

宮古そば

たった一種類の蕎麦でも次から次へと来客

宮古味噌と辛味のパンチに額に汗が滲む

観光パンフレットには無い穴場の宮古そば

一度試してみる価値は十分あり

ご当地感: 4.6/ 味:4.8/ 価格:4.6/ サービス:4.5/ 雰囲気:4.5 No63

めっちゃ うまい ご島地グルメ

旅の島食人 池内嘉正

 

 


▼ 画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 (撮影日 2023/1/30)

  

Photograph by Yoshi Ikeuchi