2024年4月18日(木) 10:35 JST

南極の島々_南極クルーズ

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南極の島々 (70島目)

南極クルーズ船2000トン

白銀の世界の中にポツンと佇むペンギン 
可愛いなぁ…一行はどんどんと先へ進む 

雪道のアドベンチャーは年配者にはきつい
 
日に日に参加者も減り
3台のボートが2台に減少 
雪と風で体感温度もマイナス7~8℃ 
素手では指の感覚も無くなる 

慣れない防寒服の着過ぎ体中に汗がいっぱい
だが手はち切れるほど痛い

羽毛はやはり優れもの 
やっと温度調節が出来るようになった 
チャックを開けたり閉めたり外気で調節 
快適な海の散歩を楽しむ 

島への上陸は一日数回 
道なき道をガイドの案内で進む 
ズボッと深みにはまる者 
途中でリタイアする者  
上陸を断念してボートで引き返す者 
厳しい自然の中にそう簡単に
人は溶け込めるものではない 

翌日もボートの出発は早朝の6時(参加は自由) 
折角ここまで来て…と最後の一人に乗り込んだ
 
小鉄はひと休み 
先はまだまだ長い 一回ぐらいはいいだろう

アイスパークをボートで散策 
冷気が気持ちがいい 
のんびりと静かな海を…

変化する氷のオブジェ 
溜息の出るほどの美しさ 
ダウンジャケットは寒さを感じさせない

毎日変わる白の世界 
氷塊は大きく動き変幻自在 

氷山から下がっているツララを
手に取り味を確かめる
 
海水を被っているので塩味に納得 

何処の島へ行ってもペンギンがお出迎え 
ヨチヨチ歩く仕草は孫を見ているようで
思わず顔の筋肉がゆるむ
『私の元気な内に南極を見せてやりたい』
と雪上で思う

ガイドがビッグニュースだと呼びに来た 
皇帝ペンギンを見つけたと…

行ってみると撮影隊の列 
その内、次の場所へと移動 

こうなると私の独占場 待つこと
10
 
身動きひとつしなかったのに
羽を広げてバタバタと…「チャンス」 
私ひとりの独占場 

まだ一部しか見ていないのに全てを見たような感じ

名もない島でもペンギンのコロニーは至る所にある 
人間の迫害を受ける心配もなく

豊富な餌を啄む 

大自然の中で毎日自由に暮らせる優雅な生活 
やることは子作りと子育て位だろう
 
私はいつもグループから離れて行動している 
その方がシャターチャンスが多い 

2日目にして南極の壮大さに目を見開き
口も聞けない大迫力 

氷山の大きさやその数

数億万年の浮遊する氷塊の間を
注意深くボートが進む 

100m先の氷山の上に
アザラシを見つけるが氷の壁に阻まれる 

今までにも氷山・流氷・氷河を
見てきたがその大きさは比べものにならない 

南極クルーズ

何がなんだか分からないが着いていくしかない 
上陸しなければ新しい発見に出会わないので
無理をしてでも参加する 
女房の小鉄は一回だけ飛ばしたが頑張って付いてきた

南極は兎に角デカイ 
想像もつかない魅惑の世界 
後一回だけしか旅が出来ないとなれば

やはり南極以外はないだろう

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