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日本の島再発見(P012.013)  09月10日(月)

  • 2007年9月10日(月) 14:00 JST
  • 投稿者:
    tetujin60
  • 閲覧件数
    2,108
日本の島再発見
はじめに

味と人と自然とふれあいと
 日本の島再発見-還暦の離島60めぐり


ふりかえると、それぞれの島に、日本の心がいっぱい…。

素朴な島の人情。過疎化の現実。破壊…そして、たくましく息づく自然。美しく咲く花々…。


いま、我々は「モノの時代」からもう一度“心の時代”をとりもどそうとしている。
その時代に生き、六十歳の「還暦」を迎えた私は第三の人生の“入り口”に立って、この機会に何か「心に残る旅」をしたいと思い、日本離島六十巡りを試みました。


ちょうど、私の企画に対して「老齢化社会に面白い連載だ」と島紀行コラムを報知新聞社から執筆の依頼もあり「これはえらいこっちゃ、途中でギブアップできへんぞ」とかなりのエネルギーと決意でいざ、出陣。

一九九九年一月、『石垣島』(沖縄県)からスタート。
沖縄諸島、奄美群島。三宅島の噴火で揺れ動いている伊豆諸島。日本の楽園・小笠原諸島、北海道の島、おだやかな瀬戸内の島々。一年四カ月の旅日記。
自分で現地の観光協会に電話をかけ、事前に調べ、カメラとリュックかついで、すべてに“手作りの旅”でした。


島の出会いも自然体。飾らない、かまえない“いつもの島の姿”を求め、味わいと人情に触れました。

どの島もすばらしい感動がいっぱい。


「男の一人旅こそロマンや…」と当初の五島ほどは、粋がって一人で出掛けましたが、男のロマンのなんと“味気無い”こと!残りの五十五島は女房のミドリを誘い、いつも同行。
とれとれピチピチの「島のごちそう」に舌も腰を抜かし、喜んだ。二人だから感動したこと、夫婦だから触れた人情…結婚して30年。
振り向けば女房がいる…あらためて“人生の相棒”のありがたさ再発見の旅でもありました。
本文中には「小鉄」(鉄人の女房)として登場。挿絵も手伝ってくれました。
何から何まで…やっぱりヨメはんは大事にせなあきまへんなァ…。


産廃公害に悲鳴をあげていた豊島(香川県)、採石で島の形が変わってしまった家島(兵庫県)、過疎化が進む島など胸が痛くなることもありました。

しかし、多くの島は豊かな自然に恵まれ、鳥が歌い、木々が語り、生き物たちの生命賛歌に酔った旅のつれづれ…でした。


島の素足の老人。あの子供の白い歯。義足で山道を登るフランス人の親日家。親切な島のおばさん。
三宅島の料理屋のおやじ…人情ふれあい紙風船。
やはり“長生き”はせなあきまへん…。


それに島巡りの途中から、私の下手な「一句」を詠みました。
さすがにこればっかりは“浪花の芭蕉”とはいきまへん。
でも、少しでも正直に感動をそのまま「五・七・五」にこめました。これもまた心の一句です。


出会いの人々。我が小鉄、それに友人たちの支え。ありがとう。おおきに…。

報知新聞編集局長後藤田正人氏の心温まるご指導と助言にも感謝です。

みんなに支えられて六十島を“完島”。
すでに『離島ジュニアスポーツ振興基金』も発足、21世紀の子供たちの夢を描きます。


私の人生の旅はまだまだこれから…もちろん小鉄も一緒です。

この『離島人情ふれあい・味の旅』をご覧になった方が一人でも多く“島の旅”を楽しまれることを期待しつつ…もう一度、ありがとう。おおきに…。


二〇〇一年一月一日     旅の鉄人  池内 嘉正


追伸
この『日本の旅再発見・還暦の離島60めぐり』の収益金は「離島ジュニアスポーツ振興基金」に提供、
21世紀を担う子供たちのスポーツ基金にいたします。
◇事務局=沖縄県石垣島市登野城171
担当・宮良 里伺 09808(8)5555

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